絵画は感性の自由な表現だという考え方もあります。もちろんそれは大切なことですが、それを人に伝えていくためには共通言語としての基礎的な造形力は不可欠です。絵画コースでは、木炭や鉛筆によるデッサンから始め、油彩画(絵画)を制作するための様々な知識と技術を身につけていきます。
「美術表現科」では絵画表現の上で最も重要なデッサンを中心に、石膏像や静物、人物などものの形や空間の表現、油彩画の基本的な技法を学びます。
「造形表現科」では古典技法も含めた油彩のより高度な表現、大作を描いていくための画面の構成や、様々な技法及び材料に対する知識を深めていきます。
「表現研究科」ではそれらを踏まえ、より個性的で自分らしい表現の確立を目標に、展覧会への出品も視野に入れた100 号以上の大作にも取り組んでいきます。