版画コース

版画制作の源泉となる造形力、発想力を養い
版を通しての自己表現を探る

 

伝統的な版表現の技法を、一年間を通して学ぶ

版画作品の制作は、直接表現である油彩画や日本画とは異なり「版」という間接表現が介在することで、自身を客観的にとらえることが出来ます。そこには、これまでの自身の経験では出会えない偶発的な要素や「版」の持つ表現により、新たな可能性が待っています。

伝統的な版表現の技法となっているのが「銅版画」「リトグラフ」「木版画」です。版画コースではこの3版種を一年間を通し技法やサイズを変えながら学んでいきます。

版画制作には、銅版画、リトグラフの大型プレス機、腐蝕槽などを使用できる専用工房が必要となります。そのため「美術表現科」「造形表現科」「表現研究科」の学生が同じ工房でそれぞれの課題に応じた制作に取り組んでいきます。

版画表現は技術面の習得に注目されがちですが、絵画としての基礎造形力が必要であるのは言うまでもありません。
特に美術表現科のカリキュラムでは、他コースとの共通授業により基礎造形を学びながら工房での版画制作を続けることで、自身の表現を探っていきます。

カリキュラム・イベント

4月
入学式
木炭デッサン・鉛筆デッサン
版画制作の為のドローイング
5月
銅版集中講座
6月
リトグラフ集中講座
木版集中講座
7月
3版種制作
色彩構成実習
8月
夏期休業期間
9月
陶芸・テラコッタ実習
全国大学版画展の作品制作
10月
木炭デッサン
全国大学版画展の作品制作
11月
学園祭・オープンキャンパス
全国大学版画展の作品制作
12月
修了制作
冬期休業期間
全国大学版画展
1月
修了制作
2月
SEBIT 東京都専門学校 アート&デザイン展
修了制作
3月
修了作品展
修了式

上記カリキュラムは2019年度美術表現科のものです。
2020年度は、変更の可能性があります。

先生よりメッセージ

  • 木村繁之

    版画家

    版画工房では銅版画、リトグラフ、木版画の各版種担当教員三名により基礎からお教えしますので、それぞれの版種を並行して制作することが出来ます。版画は印刷ではありません。版という手段と材料を用いて絵を描いてゆきます。未だ見ぬ自身の絵を探りましょう。

  • 今井庸介

    銅版画家

    「あなたのアイデア・ひらめき」を大切に、そして冷徹に接していきましょう。日頃の思いつきを全て記録するノートを作ることをおすすめ
    します。

  • 近藤英樹

    美術家

    版画制作のプロセスの中にはまだまだ未知の可能性が秘められています。掘り下げながら楽しんで制作しましょう。