お知らせ

美術の窓5月号にて、渋谷ファッション&アート専門学校が紹介!

美術の窓5月号に、渋谷ファッション&アート専門学校の紹介記事が掲載されました。本校の学生・教職員を取材して、学校の魅力を分かりやすく伝えてくださっています。美術の窓は様々な展覧会情報やアーティストの紹介の他、現役作家の技法を紹介したりと美術に関心のある方にはとても興味深い月刊誌です。

5月号は、本校の紹介のほか、 注目の若手作家インタビューや全国14大学の卒業・修了制作展のレポートをはじめ、編集部、評論家・学芸員、デパート美術部バイヤー、画廊が注目する美術界の新星が一挙紹介されていたりと見ごたえタップリの号になっています。

ぜひご一読ください!

美術の窓5月号 本文記事より

渋谷ファッション&アート専門学校でプロに学ぶ

渋谷ファッション&アート専門学校がファインアートを中心とした文化専門課程を設けたのは2018 年のことである。ファッションの専門学校として 80 余年の歴史と実績を持つ同校が、同年に吉祥寺にあっ た武蔵野美術学園の閉校を機に、 その役割を受け継ぐかたちでスタ ートさせた。美術大学や大学院を目指す人だけでなく、仕事を持ちながら制作を続けたい、子育てが一段落したので再チャレンジしたいと いう人々も受け入れている。実際に、同校で学びながら公募美術賞や公募団体展において入選・受賞を果たした人もいる。

文化専門課程は「美術表現科(基礎)」、「造形表現科(応用)」、「表現 研究科(研究)」の3学科からなり、 それぞれに4つのコースが設けられ ている。油彩、アクリル、テンペラ、 水彩、パステルを学ぶ「絵画コース」。 岩絵具などを扱う「日本画コース」。 塑像、木彫、金属、テラコッタなど立体全般を扱う「彫刻コース」。木版画、銅版画、リトグラフなどを学ぶ「版画コース」。通学は月曜日から木曜日の週4日で、1年をかけて学ぶのだが、金曜日と土曜日の週2日通学で2年間かけて学ぶプログ ラムも用意されている。さらに、1年間(2年間)の履修を終えた後も継続して学習することができ、自身 の希望によって他のコースや科を選択することができる。やりたい人 はとことん勉強できるシステムといってよいだろう。

校内の設備も充実している。「彫 刻コース」では、粘土を使った塑像や木彫を制作するスペースが充分 に確保された工房型の授業方式が 採用されており、石膏取りの技術も 学べる。教室には防音、防塵対策も 施されていて、陶芸窯も用意されて いる。「版画コース」では、大型のプ レス機や腐蝕槽、アクアチントボックスなどが整備され、木版画やプレス機を必要とする銅版画やリトグラフについて実践的に学ぶことがで きる。校内にはギャラリースペース もあり、審査を経た上で個展・グル ープ展を開催することもできる。

本格的に美術制作を学びたい読者は、是非一度、問い合わせてみていただきたい。