先日、1・2年生の学生たちは「東京染ものがたり博物館(富田染工芸)」を訪れ、染物体験をしてきました。
訪れたのは、夏にぴったりな風格ある工房。
涼やかな佇まいの中に、130年以上の歴史を持つ染めの文化が息づいており、まさに日本の伝統美と職人の粋が感じられる場所でした。
東京染ものがたり博物館では、東京染小紋や江戸更紗といった伝統的な染色技法を受け継ぎながら、現代の感覚も取り入れた作品づくりが行われています。
染めの魅力を「語り継ぐ」ことを大切にしている、まさに“生きた工房”です。
今回の体験では、季節の花柄12種類の中から好きな図案を選び、トートバッグに型染めを施しました。
型紙をバッグに置き、ヘラで一方向に糊をすべらせて模様をつけていく作業は、集中力と丁寧さが求められ、学生たちも真剣な表情で取り組んでいました。
糊を乾かしている間には、工房内の見学ツアーへ。
染めに至るまでの工程、使用される機材の仕組み、そして実際に作業をしている職人さんたちの姿を間近に見ることができ、ものづくりの奥深さに触れる貴重な時間となりました。
また、染物の歴史や、昔ながらの技法についても丁寧に教えていただき、学生たちにとって日本の伝統文化を肌で学ぶ機会となったようです。
完成したトートバッグは、世界にひとつだけのオリジナル作品。自分の手でつくったものの愛おしさと、伝統の重みがしっかりと刻まれた体験となりました。
東京染ものがたり博物館(富田染工芸)スタッフの皆様本当にありがとうございました。























東京染ものがたり博物館(富田染工芸)