アート展覧会

2023年度 第48回全国大学版画展

全国大学版画展は、美術館で毎年開催されている版画学会主催の展覧会です。今年度も「上田市立美術館」(長野県)で開催されました。1974年に始まったこの展覧会は、全国の美術大学・美術系教育大学・短期大学・専門学校で版画を学ぶ学生とその指導者にとって、年に一度の成果を問う重要な機会となっています。

6回目の参加となる今年は5名の学生が出品し、美術表現科のカクソヘイさんが「町田市立国際版画美術館賞」を受賞しました。

(町田市立国際版画美術館賞を受賞した作品は、町田市立国際版画美術館に作品が収蔵されます)

参加校:40校

出品数:175点

優秀賞:25点

町田市立国際版画美術館賞:8点

上田市立美術館賞:1点

国立印刷局理事長賞:1点

観客賞:1点

第48回全国大学版画展から、国立印刷局賞が新設されました。それに先立ち国立印刷局の工芸官により凹版彫刻画2点が制作され上田市へ寄贈されることになりました。

そのため今回の授賞式は「凹版彫刻画贈呈式」と「全国大学版画展授賞式」の2部制で執り行われました。

式典が終わると、受賞者によるギャラリートークが行われ、カクソヘイさんは作品を前にその解説を行いました。

サントミューゼ 上田市立美術館

カクソヘイさんのコメント

カク ソヘイさん
「10月の公園」
町田市立国際版画美術館賞

この版画作品は制作に多くの時間と労力を費やし、たくさんの試みを行い、先生たちも私に大きな助けを与えてくれました。全国大学版画展に参加できて、また他の人に作品を見せることができて本当に楽しかったです。最後に受賞して、作品が町田市立国際版画美術館にコレクションされ本当に光栄です。

今回の上田美術館の授賞式では、多くの版画学会の先生にお会いすることができました。多くのことを学び、他校の生徒の多くの優れた作品も見られ、初めて日本の他の大学生の版画作品について認識を持ちました。異なる形式や創作方法も多く学び、皆さんの前で自分の作品を紹介することも貴重なトレーニングであり、とにかくいい体験になりました。たくさん収穫がありましたし、先生方にこの機会をいただけて本当に感謝しています。引き続き新しい作品を作るように頑張ります。

ヨウ ゲイさん
「器」
リュウ ホウヘイさん
「家と私」
山崎 友子さん
「カシミヤコートと青い鳥」
安田 正太さん
「遠路帰還 故郷の街」

これまでの受賞実績

2018年「優秀賞」受賞

2019年「優秀賞」「町田市立国際版画美術館賞」「観客賞」受賞

2022年「優秀賞」受賞(2名)

    「町田市立国際版画美術館賞」受賞(2名)