「もの」として本を捉え、構造や素材を考えて製本することで、本の世界の可能性が広がります。
本の内容を表現した工芸製本の制作、自分の作品集や絵本の製本、傷んだ本の修復、ステーショナリーや保存函の制作など。
講座では、基礎的な製本技術を学びながら、各自の興味に沿って製本に取り組んでいます。
経歴
- 東京生まれ
- 武蔵野美術短期大学・生活デザイン学科卒
- 同科助手を経てフランス留学(1986~1994)
- Centre des Arts du Livre(UCAD)製本科、箔押し科
- Atelier des Arts Appliqués du Vésinet 書籍修復科で学ぶ
- 1994(平成6)年より、製本・書籍修復家として活動
本に関する仕事
- 本の修復
- 主に西洋古書や日本の明治以降の本、保存函の制作など
- 製本
- 歴史的製本から現代製本まで。製本展にむけての創作ルリュール制作
- 製本講師
- 美術系の学校で、製本基礎や洋式本の修復について教えている