カテゴリー
- 講師
- 木下重美
画家
- 開催日
- 全4回 原則金曜日 5/7、5/21、6/4、6/18
- 時間
- 10:00 ~ 13:00
- 受講料
- 16,000円+材料費別途
- 申込み締切
- 2021年04月19日(月)

絵を描くための描画材は現代でこそ多様な発展を遂げていますが、遠い昔はたき火でできた炭であり、赤土等でした。
インクも西洋における羽根ペンとそれを使うために考えられた様々な顔料の中から生き残ったものです。
初期のインクとして海を泳いでいたイカの墨が使用されたことも記録に残っています。現代のインクは科学的に作られたものや顔料を主体としたものですが、天然素材によるクラシックなインクは描画材として独特の味を持っています。
この課題ではクルミを素材にインクづくりを体験し、そのインクによって抽象画を描きます。
1つのインクに添加するもので色調も変化します。そんなバリエーションの妙をたのしむとともに、近代以前の画家たちが描画材を自ら作ってきたことが追体験できる課題になればと考えています。
なお、講師の木下重美氏は画家としての活動のかたわら、天然素材によるインクの研究と自作をライフワークとしています。
【カリキュラム】
■5/7 前提講義 講座説明と用紙F4の水張 、インクの実物に触れ可能性を体験する
■5/21 インクを作る&抽象画の構想を練る(アイデアスケッチからエスキースを求める)
■6/4 作ったインクでエスキースから抽象画「タブロー作品」への挑戦
■6/18 タブローの完成と講評
【初日の持参用具】
◎竹ペン(好みで2~3種::裏面参照)世界堂では各サイズあり
講師が作った竹ペンを購入することもできます。
◎ラフスケッチ、アイデアスケッチのためのクロッキー帳(B4程度)
◎B4またはF4パネル(水張り用)
◎F4用紙(ウオーターフォード300gナチュラルまたはホワイト)
◎インク用の瓶(30~50mlくらいの大きさ:裏面参照)3個
◎菊皿か梅皿(紙パレットで代用可)