カテゴリー
- 講師
- 中嶋明
本学講師・洋画家・独立美術協会会員
- 開催日
- 全5回 原則第2・4週 水曜日 7/14、7/28、8/25、9/8、9/22
- 時間
- 13:45 ~ 16:15
- 受講料
- 22,000円
- 申込み締切
- 2021年06月30日(水)

テンペラ画は顔料を卵で溶いて絵具として使ったもので、ルネサンス期以前の中心的な絵画技法です。油彩画が発明されて以降、油彩画が絵画表現の中心的画材となりました。しかしテンペラ画はほろびることなく脈々と作家たちの表現手法として生きてきました。それはテンペラ画独特の鮮明な明るさが、制作する者を魅了してきたからです。一方、油彩画は透明感のある暗さの表現に適しています。その両画材のよさを活かす方法が、テンペラと油彩の混合技法です。この講座ではルネサンス期の名画の模写を通じて古典絵画の技法を習得します。テンペラの支持体と下地、材料は学校で準備いたします。
【カリキュラム】
継続受講者
※前回の作品が未完成の場合は引き続き細部の描き込み、テンペラの白色浮出と油彩による彩色を繰り返す。
新規受講者
■7/14 下地つくりと作品のトレース
■7/28 トレースダウンとテンペラ(単色)による陰影の描写
■8/25 インプリミトゥーラとテンペラによる白色浮出
■9/8 テンペラによる白色浮出
■9/22 テンペラによる白色浮出と油彩による彩色
【初日の持参用具】
◎デッサン用具・鉛筆(HB・B・2B・3B)各1本
◎画用紙(4号大)1まわり大きくても大丈夫です。
◎赤ボールペン
【材料費】
1,500円程度
夏講座の受付は5月17日開始となります